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author 米 [write]

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メロウガールと恋の病


ふわりと微笑するあなたに焦がれているのです。(直斗、)アマイあまい甘いあなたの声が僕の鼓膜の奥深くまで忍び込んで溶け込んで。(女の子の一人歩きは危ないよ。)差し伸べられた白い手に触れられた箇所がじわじわと熱を孕んで焼け落ちてしまいそうなくらいなのにその反面ではその場所がとてもとても大事に思えてぎゅっと胸の前に抱える。(一緒に帰ろう。)とくりとくりと小さく鼓動する胸に僕はどうしたら良いか分からない。医者に診せても匙を投げられてしまうだろうこれと言った病名の上がらない僕の身体に襲いかかる病の症状は唯一あなたを前にすると現れる。それくらいしか分からない。(でも俺は、直斗が女の子で嬉しかったよ。)やさしいあなた。あなたは誰にでもそうやって甘い唇で甘い言葉を甘い吐息と共に吐き出すのですか。でもひとつだけ、やさしいあなたには申し訳ないのだけれどそれでも僕は。僕はやっぱり女の子よりも。(あ、気付いた。この病名は)

「僕は男に生まれたかった」

(そしてあなたを他の人のように守りたかった)(守られて嬉しくないなんて贅沢かもしれないけれど)



高いところが好き。車やロケット、ホームズや格好良いヒーローアクションもあと少しだけ頭を働かせる為にミルクチョコなんて言うのも好き。僕が男だったら何の違和感もなかったのに。僕が男であなたも男で、どちらかと言えばあなたが女の子だったら良かった、のに。(なんて、)

嗚呼なんて素晴らしき夢の中だけに有り得る妄想の世界!



(それは恋でした、ってね)
こんなところばかりやっぱり僕は女の子だったのだ。
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2008.11.26(Wed)





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